「カノフェス」が終了して、ちょうど1週間が経ちました。
先日、最終日のサイン会でいただいたプレゼントや、お手紙全てに目を通して、
あの日の心地良い緊張感や、読者の皆さまの顔を思い浮かべたりしていました。
漫画制作というのは、本当に地味な作業の連続で、
イベント期間中の出来事は、 普段の私の生活からはかけ離れていて、
どこか夢の中にいるような… そんな感覚もありました。
初日、8日はAneCan専属モデルの高垣麗子さんとのトークショー。
イベント当日のブログでも書きましたが、
トーク中、時間が経つのがあっという間に 感じるほど楽しかったです。
司会の小川さん含めて3人、偶然にも同い年ということもあり、
普段より リラックスして臨めました。
イベント初日のゲストが麗ちゃんで良かった!
10日はシークレットゲストで大塚愛さんが。
11日にはmiwaちゃんとトーク&ミニライブがありました。
大塚愛さんは、青木が取材させていただいている、
生駒龍之介さんがアレンジを 手掛けているアーティスト、
というご縁でトークショーが実現しました。
楽しいお話の中、音楽に真剣に向き合ってる表情も見られ、私も思わず姿勢を正しました。
miwaちゃんは身長149cmと小柄で、
マッシュ(151cmという設定)が本当にいたら こんな感じなのかぁ…と色々想像してしまいました。
miwaちゃんは話していると無邪気で超カワイイのに、
いざライブが始まると、 その歌声や表情は鳥肌もの。
体は小さいのに、存在感が増すというか…
miwaちゃんのライブで、間近で感じたこの感動を、
今後の「カノ嘘」の マッシュが歌うシーンでどう描いていくのか、課題をもらいました。
12日はPS専属モデル・アーティストの星羅さんとRie fuさんのトーク&ミニライブ。
星羅さんの胸に染みる歌声と、Rie fuさんの強さも感じる透明感のある歌声。
お二人とも、「カノ嘘」に通ずる曲をセレクトして歌ってくださって、 とても嬉しかったです。
miwaちゃんも星羅さんもRie fuさんも、ギター1本で歌い上げる姿が本当にカッコ良くて、
いちばん簡単なコードも押さえられずギターを挫折した青木ですが、
また頑張って 練習したい!という気持ちがムクムクと湧き上がってきました。
今度こそ…もういちど、頑張ってみたいです。
「カノフェス」の現物資料の展示、原画展etc…。 実は、原画展は、私の夢でもありました。
新人の頃、先輩作家さんの原画を見せていただく機会があり、
本当に細かい所まで 描かれていて、その手触りをじかに感じることができて、
「本当に、自分と同じ生きてる人間が、同じ道具を使ってこれを描いてるんだ…!」 と、
ものすごく感動したのです。
その感動が強く強く残っていて、
カラー・1色原稿などでデジタルに移行する傾向が あっても、
いつ誰に見てもらえるかもわからない原画だけど、
もしいつか、 誰かの目に触れられる機会があったら、
手触りを感じてほしい… と思って、アナログにこだわってきました。
そんなことを言いながら、本当にまだまだヘタクソで恥ずかしいのですが、
(そしてただたんに青木が極度のメカオンチということは棚に上げさせていただいて)
今回のイベントでたくさんの方に見ていただくことができて、本当に嬉しかったです。
1色の原稿も、印刷には出ない水色でメモ書きや指定線が入っていて、
漫画制作は私1人ではなく、
協力してくれるアシスタントさん達との共同制作 なんだということも、
知っていただけたなら嬉しいです。
たくさんの方に支えられて、私は漫画を描いています。
「カノフェス」は、本当にたくさんの方の協力があって実現しました。
タワーレコード渋谷店の皆さま、ソニー・ミュージックさま、
お土産を用意してくださった森永製菓さま、小学館関係者の皆さま、
出演者の皆さま。
緊張と感動と感謝の気持ちが絶えない、濃密な1週間でした。
足を運んでくださった皆さま、本当にありがとうございました。
忘れられない、素敵な夏の思い出です。
来てくださった皆さまにとっても、そうであるといいな。
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